いつまで経ってもキャンプ初心者の館

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指輪物語(たけぼう徒然記)

たけぼうの徒然記とは?

今までFBやmixiとかに書き殴ってきた

『たけぼうの優雅な生活』や『不思議な体験』とかをピックアップして自己満足するモノが『たけぼうの徒然記』です

 

※このブログのメインテーマに関するものでは無い場合もありますのでご了承下さいm(._.)m

 

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第一筆 指輪物語

 

それはある冬の山で、小さな小さな結婚指輪輪を無くしたお話です

 

3歳でスキーデビューを果たしたヒロ氏

2012-2013シーズンから様々な雪山に連れ回されてはスキーにのめり込んで行きます


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そんな2013年2月に事件はおきました

 

スキーメンバーはたけぼうファミリーと友人親子、学生時代からの友達などのグループで群馬の某スキー場に行ったときの話です

 

予兆

その日はトラブル続きでした

まずは、まーちゃんがハードコンタクトレンズをゲレンデで落としてしまいます

 

落としたのはリフトを降りてすぐ、斜面の始まりの様な場所です

天気は快晴、照りつける太陽光に反射した積雪から無色透明のコンタクトレンズを探し出すことは、ほぼ無理ゲーな展開でした

 

ですが、見つかります

さすがは、コンタクト歴の長いまーちゃん

冷静にスキーウェアについていないことを確かめ

次に真っ白なゲレンデに目を凝らす

見えるのは片目のみという悪条件もなんのその

サックっと見つけてしまうのですからΣ(・□・;)

 

ただし、その時からスキーはハードコンタクトではなくソフトコンタクトにするという鉄の掟🔥が生まれましたw

 

ほっと一安心とゲレンデを滑走するメンバーたち

 

次はゴンドラに乗り込み、新たなコースに挑みます

 

そして失われる指輪

まずは、その時の状況を説明しよう

グループの中でスキーヤーはたけぼうと友人1人で残るはボーダーというチーム編成

 

たけぼうはボードからスキーに乗り換え(とはいっても通常のスキーではなくファンスキー)て数年は経っています

どの様な事故もトラブルもある程度経験を積んだ頃が一番危ないと言われています

ほんの小さな油断が後に大事件を引き起こしてしまうのです

 

そんなたけぼうはゴンドラに乗りこむと、スキーグローブを外してハンドクリームをてに塗り込み始めます

 

ゴンドラ内ではキャラメルをほおばるヒロ氏や景色を楽しむメンバーたち

それぞれ、思い思いの行動を取っていた

 

 

その時、たけぼうは無意識のうちに左手の薬指にはめてあった結婚指輪を外し

 

あろうことか、手に持っていたスキー板のビンディングに”カラン”とひっかけてしまったのです

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ゴンドラが終点に近づく頃には指輪の存在を忘れたたけぼう

 

スキーグローブをはめ、板を担ぎ、颯爽とゴンドラを降り、そのまま4キロ滑った所で指輪がないことに気づくのです

 

なんと、愚かでしょうか!

 

もはや後の祭り、メンバーも真っ青、楽しい雰囲気は見事に粉砕

 

なにせ、この結婚指輪はべらぼうに高価という訳ではありませんが

この世に二つとない指輪だったのです

 

必死の捜索も・・・

この後、ゴンドラ68台全て捜しても見つかりません

残る可能性はこの広大な雪山のどこかとなります

 

スキーのビンディングに掛けたままで滑走したのであれば

 

板を履いた時が一番可能性が高いと考えますが、その甘い考えもすぐに打ち砕かれます

 

世界で一つの結婚指輪をなくした負い目と、メンバーに迷惑をかけてしまっている想いの葛藤の末、捜索は約40分で打ち切られました

 

メンバーに慰められながらも、スキーを再開したたけぼう

 

ですが、決して今日が始まったころには戻れないのです

 

暗い気持ちを引き吊りながらリフトを乗り継ぎ山頂についたたけぼうの目に飛び込んできたものは・・・!

 

山頂の調整台

どこの雪山にもある何の変哲もない調整台に何故か意識が惹かれていきました

普段なら、特に意識してまで視界に入れることはない調整台なのですが

この日は吸い寄せられるように10数メートル先にある調整台が気になったのです

 

そしてその山頂の調整台の片隅に銀色の小さな塊が見えたのです

それはまさしく、このゲレンデで失われたはずの結婚指輪でした

誰かが拾い置いておいてくれたのだと思います


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それ以降登り用のない山頂であれば、もしかしたら落とし主が来るかもしれないと考えてくれたのかもしれません

 

こうして、結婚指輪は無事たけぼうの指に戻ってきました

今はもう、指が太ってはめれない結婚指輪ですが、今でも大事に保管されています

 

そのスキー場はどこ?

当時のFBにも、どこのスキー場だったとは書き残されていませんでした

手掛かりはスキーゴーグルに移る黄色い建物のみ


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流石にわかりませんでした

 

しかし、ある写真の発見から奇跡的に場所の特定に至りました

それはこの写真です


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なんとキャンプに関係なかったはずの徒然記

ヒョンなことからつながりを見せます

そこは、数あるキャンプ場の中でも特にお気に入りのキャンプ場、『丸沼高原オートキャンプ場』でした


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ここではキャンプギアを作ってくれた素敵なご夫婦をはじめ、素敵な出会いがあったキャンプ場です

なにか人の縁を感じざるを得ません!(あばれる君)

takehiroakamar.hatenablog.com

 

たけぼう徒然記(第一筆)は人の縁とやさしさに触れた一つの指輪のお話でした

 

おあとがよろしいようで・・・